最初の3日間、右半身はまったく動かず24時間ベッドの上。 寝返りもできずまっすぐ寝ている状態です。 右片まひというのは手足の問題だけではなく、口ものども目も耳も。 飲み込めるかどうかわかるまで口に入れられません。
ある日、ベッドの上でふと自分の右足を見たら「あれっ!ひざ曲がってる!!」 意識して曲げてみたら「曲がる!!!」大発見。 「私、自分で膝曲げられるんだ!!」でも手はピクリともしない(><)
このころのリハビリは「ベッドの上に起き上がって座る!」というのが課題。でもそれができない!! PT(理学療法)の先生が迎えに来てくれて、車椅子ででリハビリルームまで連れて行ってくれるのが楽しみ。
OT(作業療法)はね、手が動かないからあまりできない。 肩の関節が脱臼しないようにアームスリングつけるようにしたのと、関節が固まらないように動かしてもらうぐらい。 車椅子の動かし方も教えてもらったっけ。足で方向のバランスを取りながら左手で車輪をまわす。
ST(言語療法)は、先生は問題ないと言うけど……私は舌がもつれて話しにくいと感じていました。 ただゆっくり話せば言いたいことは言えるし、発音も大丈夫。 たまに発音しにくい言葉があるから言い直したりするけど、これは2年半たった今もたまにあって(T T)
後から知ったのですが、言語中枢は左脳にあって、右麻痺になった人の多くは失語症に悩むそうです。 言葉に関しての私の障害は不幸中の幸、ラッキーと言えることだったようです。 こうして1週間がたった頃、次に転院する病院を決めました。
転院する病院の候補は3つありました。 入院中の身では見に行くわけにもいかず、 頂いたパンフレットを見て、Zリハビリテーション病院に決めました。 その時はリハビリ環境のことはわからないし、「ほとんどが個室」ということが、決定の一番の理由! 写真で見ると、明るくて広い個室に、棚、机、テレビ、ベッドなどがあり、ベランダまでついてます。 病院らしくなく、まるで学生寮のように見えました。 ダーリンは別の病院を考えていたのですが、入院するのは私だもんね(^^;; 私が行きたいところが1番いいよね!!!
決定後、Z病院のベッドが空くまで引き続き救急病院でリハビリを続けていました。 PTの先生に「ベッドに起き上がってに移乗ができるって報告書に書いちゃったから、がんばって」と 言われ、なんとか最後の3日間でできるようになってホッ! 今の病院でも個室が空いたのでトイレつきの個室に移ることができたのですが… 車椅子 のままでは入れないトイレで意味ないじゃん(><) でもテレビは見放題だし、お見舞いに来てくれた人達ともおしゃべりできるし、 やっぱり気楽だわ(*^▽^)
残りの1週間をここで過ごし いよいよ発症後2週間お世話になったこの病院を出て 転院することになりました。
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